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温故知新 時の香り

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2013年 12月 09日

天平の姿をCGで再現 東大寺の執金剛神立像

天平の姿をCGで再現 東大寺の執金剛神立像_e0205304_7583570.jpg 東京芸大と東京理科大の研究チームが復元した、鮮やかな彩色が施された執金剛神立像のCG画像(東京芸大提供)

 東大寺法華堂(奈良市)の秘仏・執金剛神立像の彩色を東京芸大と東京理科大の研究チームがCG技術で再現し、8日、同寺で発表した。執金剛神は金剛杵という法具を持ち仏法を守護する神のことで、像の高さは173センチ。

 チームは2011~12年、厨子から出した像に蛍光エックス線分析などを実施。特定した顔料や肉眼による調査から彩色を復元し、CGデータに落とし込んで造像当初のカラフルなイメージを作った。高価な鉛白を使った純白の下地に、群青や緑青など純度の高い顔料を塗り、非常に鮮やかな色彩だったことが判明した。

by unosh | 2013-12-09 07:58


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